マウスがカクツク不具合が!動作が不安定な時の対処法
普段PCを使っている時、気が付いたらマウスの挙動が変になった・・・。
「明らかに遅延して、マウスを止めても動く」
「カーソルとマウスの動きが合ってない」
「カーソルがカクカク動く・・・」
「クリックしても反応しない!」
理由は分からないけど、突然マウスがスムーズに動かなくなりカクつきが起こることありますよね。
そんなマウスの不具合について私なりの対処法を紹介します。
※Windows10を対象とします。
PCを再起動する
マウスの動作が不安定になってきたら慌てずに、まず再起動すればどうにかなる。ことも。
再起動すれば、アプリケーションは閉じられクリーンな状態でPCを開始できますので、大抵は正常にマウスが動くようになることが多いです。
ですが、PCを再起動してもマウスの動作が不安定になる場合がある時は、原因を更に調べる必要があります。
USB端子を抜き差しする
まずは、取り合えずUSBを抜き差ししてみる。マウスが正常に認識されていない場合、これで直ることが時々あります。
原因は予測して以下の通り
- 接触不良
- USBの認識が正常に行われていない
- USBポートにいくつものUSB機器が接続されている
前者の接触不良の場合は、PCかマウスどちらのUSB端子で不良が発生したか調べておくのをお勧めします。
PCのUSB端子の場合は、別のUSBポートへマウスを接続することで解消できる場合があります。
それで駄目ならマウスのUSB端子が、もしかしたらもう寿命かも知れません・・・。
USBの端子の耐久性は、抜き差し回数1500回程度です。また、抜き差ししなくても無理に引っ張ったりグルグルとねじりをして余計な負荷を与えると端子だけでなく配線にもダメージが発生し、ケーブル内部で断線する可能性があります。
と言っても、まだまだ原因となりうるケースはありますので、諦めず次の対策へ。
USBポートの使用数が多いと動作が不安定になることがあります。
USBの通信は複数のUSBを同時に行うことが出来ず、順に通信処理を行います。
そのため、USBを使用するポート数が増えるほど処理に時間がかかり遅延の元となります。
また、デバイスが多くなることでUSBポートの消費電力が増加します。USBポートの供給できる電力には限りがありますので、多くの電力が使用されるとデバイスに必要なエネルギーが供給されなくなり不安定となります。
もし、USBハブなどで機器を多く使用している場合は減らして動作の様子を確認する必要があります。又は、PCのUSBポートへ直接マウスを接続することで改善することがあります。
他にあまり多く聞かない例ですが、マウスのUSB規格がUSB2.1にしか対応していない場合。
ゲーミングマウスで有った例です。
USB2.1にしか対応しておらず、USB3.0に実装すると動作するものの誤動作が起きやすくなるというもの。更に、USB2.1に接続してもマザーボード上でUSB3.0の回路が近いと誤動作しやすいなんて事例も。
マウスのセンサー、スイッチに異物がないか確認する
長年プレイしてメンテナンスを怠ると異物が入ることがあります。汚いです。
確認して清掃することで改善されることがあります。
ペットを飼っている家庭ではペットの毛が混入することもあります。
清掃方法としては、マウス専用のクリーナーかエアブラシを使用します。
無い場合は、まずピンセットなどで大きめのゴミを取り除きます。
次に綿棒でほこりを拭き取ります。
※レンズはデリケートなので綿棒で汚れに触れて取り除く程度の強さでしてください。
それと口で吹いてゴミを飛ばすのはやめましょう。
水分がレンズに付着すると故障の原因となります。
レンズが故障するとDPIが高めに設定されているとセンサーがスキャン出来ず取りこぼし、マウスが不安定になることも。
センサーの不良の他にスイッチの誤動作の場合も清掃で改善されることも。
クリックしたのに反応が遅いなんてことがあれば、異物が混入していることがあります。
ただ、自身で清掃は出来たからと言っても必ず直るとは限りません。
マウスのスイッチは特に使用率が高い部分で機械的な消耗が激しくスイッチの機構が摩耗すると、チャタリング(押した時、一定期間オンオフを繰り返す現象)が発生しやすくなり、クリックを正しく判定できなくなります。
また、殆どのマウスはスイッチ部分が分解しにくいので、スイッチに関するクリックの不具合は修理に出すのが良いでしょう。
それと、もしワイヤレスマウスを使っている場合にクリックの不具合が発生したら、まずはマウスの電源を切る又は電池を抜いてみてください。
スイッチ部分はコンデンサを使ったチャタリング防止回路が組んであり、そのコンデンサに充填された静電容量により誤動作することもあります。
USBケーブルのマウスは前項で抜き差ししているので解決となるはずですが、ワイヤレスはバッテリーで常に電圧が加えられているため問題が持続しやすいです。
アプリケーションを開き過ぎてないか
次にPCの環境を調べましょう。
マウスの動きが遅い現在、PCのメモリの使用率や頻度はどのくらいでしょう?
アプリを開き過ぎの場合は、操作したいアプリだけ残して他は閉じてみましょう。
また、Windows10など最新のOSでメモリ2GBしか実装していないとなると、ちょっとしたアプリケーションを起動しただけで重くなります。
その場合は、メモリを増設するしかありません。
64bit OSかつヘビーユーザーでなければ8GB×1枚程度で十分です。
但し、32bit OSだと4GBまでしか対応していないので64bit OSへの乗り換えをお勧めします。
※メインメモリーはマザーボードに適した物を選定する必要があります。
PCの対応メインメモリの調べ方