Arma3に発生するエラーの解決方法
人気戦争シミュレーションゲーム「Arma3」におけるエラー「bad module info」について、個人的に調べた解決方法をいくつか紹介します。
①公式の解決法
私のPC環境での「bad_module_info」は、ゲーム起動から15分~1時間程度プレイしていると発生しゲームがクラッシュ、強制終了していました。
その際、表示されるエラーウィンドウは2種類あると思います。
1つ目が、「bad_module_info」
2つ目は、「exit code」が記載されていると思います。
いくつかのコードがありますが、
特に有名なのが「0xC0000005 – ACCESS_VIOLATION」
このコードの場合は、エラーウィンドウに記載のトラブルシューティングガイドにある公式wikiの解決方法で回避できることがあります。
https://community.bistudio.com/wiki/Arma_3_Unusual_process_exit
解決方法は以下の通り(公式記載順)
- エラーが発生するサーバーと別のサーバーに参加する。
→これで解決する場合、恐らくサーバー又はクライアントで使われるツールやModの相性によるものだと思います。よくあるのがModが破損している場合があるので再度ダウンロードしてみてください。 - GPUのドライバーを新しいバージョンに更新する。
→悪化することもあるので様子を見ながらやってみてください。 - GPUのドライバーを古いバージョンにダウングレードする。
→2.と同じように悪化することや逆に相性が合い正常動作することもあります。 - GPUとCPUの温度を確認してください。
→PCには動作の限界があります。特にスペックに合わない過負荷を与えると熱暴走や半導体の破壊につながります。温度上昇が確認できる場合は、クーラーや放熱器などで冷やすかゲームのグラフィック設定を下げるなど対応が必要です。 - steamを使用して「ゲームファイルの整合性を確認」を実行。
→Arma3自体に破損がある場合は、これで解決できます。 - DirectXを再インストールします。
→Windows10では再インストールが出来ない、不要?
8や8.1の場合は、試してみてください。 - Visual C 2013 再頒布可能パッケージ(x86,x64)をアンインストールし、再起動後に再度パッケージをインストールする(修復機能を使わないこと。)
→実際の所、Visual C 2013 が入っていなくても出来ることがあるようです。一応問題がある場合は試してみてください。 - 破損したシステム ファイルを修復するWindows システム ファイル チェック ツールを実行する。
→Windows自体に破損がある場合にも表示されるようです。ツールはwiki内のリンクにあります。
以上、公式の解決法8つとなります。
ただし、Windows8や10の方でこれをやってもエラーが出てしまうことが多くあるようです。
②TabletInputServiceを無効化する
windows8になってからよく聞く解決法です。
手順としては
(1)サービス管理ツールを開く
まず、タスクマネージャーを開き、サービスタブにあるサービスどれかを右クリックします。すると「サービス管理ツールを開く」とありますので選択します。
(2)サービス「Touch Keyboard and Handwriting Panel Service」を開く
サービス(ローカル)の一覧より探し、ダブルクリックで開きます。
(3)サービスの状態を停止にする
通常、このサービスは起動時から常時動作しています。まずは、サービスの状態にある4つのボタンの中の停止をクリックしてサービスを停止します。
次にスタートアップの種類を無効に変更
サービスを停止した状態でスタートアップの種類から無効を選択し、次のPC起動時に立ち上がらないよう設定します。これで適用しOKを押します。
これで、ほとんどの方はエラーから解放される可能性があります。
一応、Arma3を起動してエラーが発生しないかチェックしてください。
ただ、これでもエラーが発生することがあります。
特に起きやすいと感じたのはWindows10 Creators Update(Win10CU)後に起きるものです。
始めに、Win10CUにアップデートするとサービスが初期化されるので、まず上記で説明したTabletInputServiceを再度無効化しましょう。
次に私が海外フォーラムで調べた解決方法を記載します。
③Arma3のアプリケーションの設定を変更
Arma3には4つのアプリケーションがあります。
- arma3.exe
- arma3_x64.exe
- arma3battleye.exe
- arma3launcher.exe
これらを右クリックし互換性タブを開き以下の通り変更します。
- 互換モードでプログラムを実行するにチェックし「Windows8」を選択する。
- 全画面表示の最適化を無効にするにチェック。
- 管理者としてこのプログラムを実行する。
全画面表示の最適化はWin10CUより導入された機能のようです。
この機能が原因でfpsが低下したりエラーが発生するゲームがいくつかあるようです。
④コマンドラインにパラメーターを記載する
※詳細が分かりませんが解決することもあるようです。自己責任にてご使用ください。
- Arma3のランチャーを開きます
- パラメータの全パラメーターを開きます。
- コマンドラインにチェックを入れ、「-malloc=syste」※を記載します。
※2019/05/08 ご指摘により訂正。下記画像の「just write : 」は不要とのことです。Ryo様ご指摘感謝いたします。
これでゲームを起動するとエラーが起こらないことがあるようです。
⑤グラフィックドライバとの相性
最近のグラフィックドライバはWin10CUの影響があってか、安定するものが少ないと感じます。そしてArma3もPCとドライバの相性による影響でエラーが直ったり発生したりすることがあるようです。
エラーが起きにくい適したドライバを探すのも一つの手段となるはずです。
以下のリンクから使用しているGPUに対応したドライバを一覧で取得できます。
http://www.nvidia.co.jp/Download/Find.aspx?lang=jp
私のPC環境(GTX 1080)で、Arma3を問題なく動作させるのに適したドライババージョンは現状390.77です。
このバージョンだと②TabletInputServiceを無効化するを実行しなくともエラーなしにゲームのプレイが可能でした。
TabletInputServiceは、タッチパネル機能のサービスですので使用する必要がある人はこのドライバを一度試してみてください。
以上で、Arma3をエラー無く動作させるための調査で得た情報です。
最後に
これらの解決方法はPUBGなど別のゲームにも有効な場合があるようです。
Arma3は奥が深いゲームですので、エラーのせいで積みゲーにしない為にも是非参考にして試してもらえたらと思います。